グラスヒュッテ・オリジナル初のダイバーズ フライバック クロノグラフ「SeaQ クロノグラフ」誕生
新作の「SeaQ クロノグラフ」は、グラスヒュッテ・オリジナル初となるフライバック クロノグラフムーブメント搭載のダイバーズウォッチだ。この新モデルに組み込まれた手仕上げの自動巻きムーブメントは、現代の冒険家のパートナーとしていかなる場面でも使用できるように設計されている、オリジナリティに溢れた最先端の機械式ムーブメントだ。
ウォッチが正しく機能するかどうかは、ダイバーの命を左右する深刻な問題だ。SeaQ ファミリーのウォッチには ISO 6425 および DIN 8306 に準拠するための厳格なテストが課せられる。これらの規格に準拠するためには、極端な温度変化や塩水腐食に耐え、暗所でも最適な視認性が確保されなければならない。また、ベゼルはダイバーが残りの潜水可能時間を確認できるスケールを備えた逆回転防止ベゼルでなければならない。SeaQ の防水性能テストでは要求される水準を超える最大 30 bar(300 メートル)までのテストが行なわれた。クロノグラフに関しても、コラムホイール式でフライバック機能搭載という、極めて高い基準が設けられた。
グラスヒュッテ・オリジナルは、実験室条件下で特殊な装置を用いて耐衝撃性を詳細にテストした。特に重要なのは、ウォッチを落とした場合に文字盤に歪みや変形が生じないようにすることだった。歪みなどが生じると、針の動きが妨げられたり、止まったりする可能性があるからだ。そのため、文字盤の中央にステンレススティール製の中空状の六角穴付きネジが配置された。これを針の軸の上から取り付けることで、針を取り付ける前に文字盤がプレートに固定される。この小さいながらも非常に効果的な構造上のディテールにより、衝撃が加わっても文字盤が所定の位置にしっかりと固定された状態になるのだ。
自動巻きムーブメント、キャリバー 37-23 は最高レベルの耐久性、精度、操作性を兼ね備え、作動時間は 70 時間を超える。シリコン製ヒゲゼンマイを採用することで、耐磁性が大きく強化され、またその安定した振動により歩度が向上した。熟練職人の手作業による入念な装飾がムーブメント全体に施されており、その様子は、300m防水のダイバーズウォッチでは決して当たり前とは言えないサファイアクリスタル製のケースバックから堪能できる。
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